臓器移植法改正案の採決と海賊対処法の成立

昨日臓器移植法改正案の採決がありました。私はA案は棄権欠席、B案、C案に反対、D案に賛成の立場でした。

現行法で制限されている、15歳未満の子供達にも移植の道を開かなければなりません。子供への臓器移植を可能とするのは、A案とD案です。A案とD案の違いは脳死を人の死として規定するかどうかと、本人の意思が不明の場合の臓器提供の考え方です。私は脳死を人の死とする社会的同意は、今なお得られておらず、脳死は移植を前提に人の死とするD案を支持しました。

15歳以上の臓器移植については本人の意思が明らかである場合は現行法もA、D案も同じです。本人の意思がわからない場合、A案では家族が承諾さえすれば臓器提供できるとしています。この点は大変悩ましい問題ですが、臓器提供後本人の拒否の意思表示カードが出て来ることもあります。本人の意思を尊重すべきと考えました。

採決はA、B、C、D案の順番で行われました。私はD案支持ですが、子供の移植の道は開かなければならないとの意で、A案を積極的に阻止すべきでないとの考えから棄権すべきと考え、A案採決は棄権しました。

結果はご承知の通りA案となりました。子供達への移植の道が開かれた事は良かったと思いますが、医療現場は重大な責任を負う事になります。厳正に立法の意思を活かし実績を重ねて欲しいと思います。



本日海賊対処法が成立しました。

ソマリア沖の海賊行為を取り締まる為の法律です。日本のエネルギー資源は8割近く中東からアラビア海インド洋を通り、日本に入って来ます。海賊が出没する地域を航行する日本の船舶は年間約2000隻です。日本が海域の安全を守る為諸外国と協力する、その為自衛艦を出すのは当然です。かつ海賊が襲う船が日本の船であろうと、外国の船であろうと、助けるのは当然です。すでに日本の船は、ドイツを始め外国の軍艦に助けられています。日本の船は外国の軍艦に助けてもらうけれど、日本はしませんよという考えは国際的に批判されるでしょうが、そもそもそうした姿勢には国家としての尊厳のかけらもありません。日本人は人間として尊敬を失うでしょうし、そんな国に未来はありません。民主党は共産党、社民党と共に反対しました。民主党がどういう政党であるか明らかになりました。民主党には国民の命を守る意思はありません。