バイデン副大統領と会談

こんにちは、安倍晋三です。
私は今、ワシントンに来ています。
「第3回日米シーパワーダイアローグ」に参加し、基調講演する為です。

この会議は、海洋国家である日米両国の学者、政治家が集まり、海洋の安全と未来について議論し、提言を出す事を目的としています。

民主党の前原元代表、林芳正前防衛大臣と共に参加しました。

また、米国の最も高名なシンクタンク(研究所)であるブルッキングス研究所でも講演する予定です。

昨日はバイデン副大統領とホワイトハウスで会談しました。
副大統領と核軍縮や北朝鮮の弾道ミサイル問題で、日米が一層協力していくことで一致しました。

拉致問題について、13才の少女も含め、多くの日本人が拉致をされている事、この問題の解決無しには国交正常化しないという方針等について説明し、米国の協力をあらためて求めました。

バイデン副大統領は真剣に私の説明を聞き、拉致問題解決の為、全面的に協力する事を約束しました。また会談において、麻生総理のオバマ大統領に対する親書を手渡しました。

親書は、大統領が核兵器の廃絶を最終目標とする包括戦略を発表したことを支持するとともに、核軍縮・廃絶に向けて日米が協力して実現を目指すことを呼び掛ける内容です。

また私から、「日本は唯一の被爆国である。オバマ大統領が訪日する際にはそのことも念頭において欲しい」と要請し、包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効に向けた米国の批准を求めました。

バイデン副大統領は「究極的な核廃絶に向け、核軍縮を行い、CTBTを批准することは、同盟国への信頼できる核の傘の提供と何ら矛盾しない。
(大統領の発表は)非常に問題だという議論も米国内であるなかで、日本からの支持は極めて重要だ」と話していました。

会談をおこなった部屋は、ルーズベルトルームという部屋で、日露講和の仲介の功によってセオドア・ルーズベルトが受章したノーベル平和賞のメダルが飾ってありました。

ホワイトハウスは総理として訪問して以来、二年振りです。
残念ながら桜は散ってしまいましたが、美しい木々の緑が目に鮮やかで、いつ来ても清々しい気持ちになります。